<><><><><><><><><><><><><><><><><><> ファイル名一括変更ソフト FNC version1.12a (2004/03/14) 動作環境:日本語版Windows95*/98/ME/NT4*/2000*/XP      (*は動作確認してないですが、多分大丈夫だと思います。)      Windows95とNT4では、IE4.0以上が必要です。 URL :http://herry.pa.land.to/fnc/ <><><><><><><><><><><><><><><><><><> ====はじめに====  「FNC」はサブフォルダ以下にある多数のファイルを一度にリネームするツールです。主な機能は以下の通りです。 ・ファイル名・フォルダ名一括変換(ファイル←→フォルダ切り替え) ・下位フォルダ巡回(ON/OFF) ・元に戻す機能付き(1回だけ) ・検索・変換文字列にワイルドカード(*?)使用可 ・衝突ファイル自動削除機能(ON/OFF) ※本ソフトウェアは、無保証です。本ソフトウェアを用いた結果による損害、免失利益などについては著作者に責任はないものとします。使用者自身の責任でお使い下さい。  重要なファイルを誤ってリネームするとWindowsシステムを破壊しかねません。注意してご利用ください。 ※サポートの予定はありません。 ==インストール== ※Windows95及びWindowsNTでは、Internet Explorer 4.0以上が必要になります。 ※また、うまく動かない場合は、新しいInternetExplorer(5.5以上)をインストールしてみてください。 ・InternetExplorer http://www.microsoft.com/windows/ie_intl/ja/ ●インストーラ付版 「setup.exe」により行います。 ●インストーラ無版 適当な場所に置いてください。 ただし、VisualBasic6.0がインストールされていない場合、以下のファイルが必要となります。Vectorなどから入手してください。 ・VisualBasic6.0ランタイムライブラリ ・RichTextBox(richtx32.ocx)とその関連ファイル VB6ランタイムライブラリ(RichTextBox関連ファイルも付属しています。) http://www.vector.co.jp/soft/win95/util/se089073.html ==アンインストール== ●インストーラ付版 「コントロールパネル」→「アプリケーションの追加と削除」から行えます。 ●インストーラ無版 フォルダごと削除してください。 ====使い方=====  利用するオプションなどの上でマウスカーソルを1秒ほど静止させると簡単な説明が表示されます。  以下、必要と思われる部分だけ解説しています。 ●ワイルドカード*?による検索置換  「検索語」「置換語」「絞り込む」「例外処理をする」の各指定で*及び?使用が使えます。  * 「任意の文字列」  ? 「任意の1文字」 例1  マッチング設定 「部分」  検索語     _rs  置換語     (空白)  置換前ファイル s18_rs.wav  置換後ファイル s18.wav 例2  マッチング設定 「全体」  検索語     F?*19*A*.*  置換語     K*19**.*  置換前ファイル FXBS1997A12.xls  置換後ファイル KBS199712.xls  ただし、複雑な置換は誤認識しやすいです。ワイルドカードを使用しないと変換できないのは、複数の種類の文字を同一の文字に置換したいときなどです。(上記例では?の位置にくる一文字が空白に置換されています。) それ以外のワイルドカードは、「絞り込み」で代用できますので、「絞り込み」絞った方が確実で、また処理自体も早くなります。  …正規表現を使えばいいじゃないか、という話もありますが、まあ、使う方も面倒だろうということでやめました。^^;  また「絞り込む」「例外処理をする」ではさらに「または」の意味で;が使用できます。こちらは当然ながらファイル全体にマッチングします。 例 *_rs.wav;199?.* ●エクスプローラからのファイルなどのドロップ  ドロップファイルのパスを取得します。 ●ドラッグアンドドロップでの起動  「FNC」の実行ファイル本体及びそのショートカットアイコンにエクスプローラからファイルをドロップするとそのフォルダを取得して起動します。 ●ショートカット情報 F5 ファイルリストの更新 Alt+→ 履歴を新しい方向にたどる Alt+← 履歴を古い方向にたどる ●ファイルリスト・フォルダリスト内操作概略  ファイル/フォルダリスト表示部では、通常のコピー(Ctrl+C またはCtrl+X)でファイル/フォルダ名をコピーできる他、Ctrl+F でフルパス、Ctrl+Eで拡張子だけ、Ctrl+Bで拡張子以外をクリップボードにコピーできます。 ●絞り込みオプション「属性のあるもののみ」 [未チェック時]  チェックされていない属性を一つでも持つファイルが除外されます。 [チェック時]  チェックされている属性を一つも持たないファイルが除外されます。 ※内部処理の関係で「属性のあるもののみ」未チェック、かつ、属性のチェックが多くついている方が早く処理されます。 ●変換できるファイル数  メモリの許す限りできると思いますが、設定では10000ファイル(=1MB程度メモリ使用)までとしています。設定ファイルの FileNameCnv.ini にある「最大処理ファイル数」を書き換えれば反映されます。 ●置換パターンの解析結果について  置換パターン解析の失敗を認識できた場合には、解析結果を表示して作業続行の確認を促します。  また、設定ファイルにある、「パターン確認」を1にすると毎回解析結果を表示して確認をとるようになります。「パターン表示」の方は、確認はとらずに解析結果のみを表示します。なお、「パターン表示」の解析結果は、挿入モードの時は更新されていません。 ●「衝突ファイル削除」の「指定フォルダに移動」について  指定したフォルダに、「スタートフォルダ+削除時刻」の名前のフォルダを作成し、削除ファイルの存在するフォルダのフォルダ構造を再現して削除ファイルを移動します。 (※)WINDOWS9x系のFATでは、各ドライブのルートフォルダのファイル数とフォルダの数の合計が最大でも512までに制限されています。このため、削除ファイルの移動先フォルダをドライブのルートフォルダに設定していると、この制限に引っかかって移動用フォルダを作成できず、衝突ファイルの移動に失敗する可能性があるので注意してください。 ●隠しフォルダの表示  フォルダリスト表示部には隠しフォルダが表示されません(VisualBasicの仕様のようです)。隠しフォルダに移動したい場合は、直接「開始フォルダ」欄に書き込んでEnterキーを押すか、エクスプローラ等からドロップしてください。(一応、オプションの「フォルダ」と「隠しファイル」をチェックして、リストに表示されたフォルダをダブルクリックしても移動できます。) ●処理時のフォルダ内ソート  通常は処理時にフォルダ内のソートを行っていますが、設定ファイルにある、「フォルダ内ソート」を0にするとソートを省略します。省略すると若干速く処理されますが、詳細ログの表示順がバラバラになります。 ●エラー処理の簡略化 ・設定ファイルの、[システム]パートの「エラー処理簡略化可能」に1を設定することで使用できます。(定型作業以外では基本的にオフにしておくことをお薦めします。) チェック時はいくつかのエラーチェックを省略して高速に処理します。ただし、衝突ファイル削除オプションは使えなくなります。エラーチェック省略時は、次のような問題が起きる可能性があります。通常のエラーチェックを行っている場合はいずれもリネームされません([スキップ]と出る)。 (1)同じフォルダ内で、複数のファイル(フォルダ)のリネーム結果が同じになる場合(A'=B'=C'…) →最初に処理されたものだけリネームされる。 (2)同じフォルダ内で、あるファイル(フォルダ)のリネーム結果が別のリネーム対象のファイル(フォルダ)名だった場合(A'=B) →Bが先にリネームされ、かつ別の名前になった場合(A'<>B')だけAが処理される。 (3)リネーム前後で完全に同一のファイル(フォルダ)名になる場合(A≡A') →リネームしていないのと同じだが、リネームしたことになる。(これについてはさして問題にはなりませんが。) (※)その他、エラー処理の簡略化時はフォルダ内のファイル(フォルダ)のソートも行いません。 ====更新履歴==== Ver1.12a(2004/03/14) ・ログの保存で保存した設定ファイルの名前に拡張子のピリオドが抜けていたのを修正。 ・前回の変更で、フォルダ名リネームの際のエラーチェックが一部省略されるようになっていた問題を修正。 ・エラーチェックの簡略時は、衝突ファイル削除は無効にするよう変更した。 ・削除ファイル確認ダイアログに中止ボタンを追加した。 ・その他内部修正。 Ver1.12(2004/03/07) ・UNCファイルパス(ネットワーク先コンピューターへのアクセス)の時、ファイルの絞り込みオプション等で問題が出ることがあったのを修正(たぶん)。 ・リネームされるファイル数が多いとき(2000ファイル〜)あまりに遅かった詳細ログの表示速度を改善し、ログ関連のオプションを追加した。 ・設定ファイル関連のオプションを追加した。 ・処理中使用のダイアログを最前面に固定するのをやめ最小化できるようにし、表示内容も変更した。 ・リネームの際のエラーチェックを簡略化出来るようにした。 ・一部のメッセージや、その他表示方法などを変更した。 ・実行ファイルやそのショートカットへのファイルドロップで起動する際、受け入れられるファイル数が増えた。(起動中は元々関係ありません。いずれにせよドロップした最初のファイルしか見ていませんが。) ・その他内部修正。動作がやや早くなった。 Ver1.11(2004/02/22,2004/02/25) ・既存ファイル削除の方法が「指定フォルダに移動」のとき、条件によっては衝突ファイルの削除がきちんと行えなかった問題を修正。 ・その他内部修正。複雑な指定に対するマッチング精度が向上し、動作も若干早くなった。 ・(2004/02/25)オプションウィンドウがメインウィンドウを追いかけて移動しなくなっていたのを修正。(機能的な変更点はありません。)